動画で見る木曽駒ヶ岳登山¶
今回の木曽駒ヶ岳登山の様子を動画でまとめました。千畳敷カールの絶景と天の川撮影の様子をご覧ください。
ロープウェイで千畳敷へ¶
今回の木曽駒ヶ岳登山は、千畳敷カールでの天の川撮影が主な目的でした。装備を持参していたので、せっかくなら山も登ろうと思い、乗越浄土まで足を延ばすことにしました。
ロープウェイ千畳敷駅へ向かうバス乗り場には、登山装備を整えた多くの登山者が集まっていました。標高2612mの高地に一気に運んでくれるロープウェイは、冬山へのアクセスを格段に楽にしてくれます。
千畳敷カールの圧巻の景色¶
ロープウェイを降りると、目の前に千畳敷カールの壮大な景色が広がりました。
快晴の青空の下、左右に聳える宝剣岳などの岩峰群と、手前に広がる真っ白な雪原のコントラストが印象的でした。遠方に小さく登山者の姿も見え、このカールがいかに広大かを物語っています。
雪山の稜線越しに遠くの山々を望む絶景で、右端にはホテル千畳敷の建物も見えています。奥に遠くに見えるのは南アルプスです。雲海と青空のコントラストが美しく、高山の開放感を感じることができました。
乗越浄土への登山開始¶
せっかく装備を持ってきたので、乗越浄土まで登ることにしました。標高差は約200〜300m程度で、1〜2時間の行程です。
深い雪に覆われた広大なカール地形の中を、列をなして歩く登山者たち。左右には険しい岩壁が聳え、中央奥には宝剣岳への登山ルートが見えます。
冬山装備を整えた登山者が、深い雪を踏みしめながら急斜面を登っている様子です。背景に宝剣岳の険しい岩峰群が聳え、本格的な冬山登山の雰囲気を感じました。
乗越浄土からの絶景¶
乗越浄土付近からは、宝剣岳を中心とした鋭い岩峰群と雪山が織りなす景色を楽しむことができました。遠くには中央アルプスの山達を望み、左下には小さなホテルの建物も見えています。
ドローンによる空撮¶
乗越浄土付近では、ドローンを使って上空からの景色も撮影しました。
ドローンから撮影した木曽駒ヶ岳の全景です。長野県内の山々を一望できる壮大な景色で、手前には雪に覆われた山腹が広がり、遠くには青い山嶺と雲海が見えます。
ドローンから撮影した宝剣岳の鋭い岩峰群です。白い雪山と黒い岩山が入り混じった美しいコントラストを見せ、雲が山腹に漂い、中央アルプスのスケールの大きさを実感できました。
標高2931mの宝剣岳を中心とした険しい岩峰群が雪と氷に覆われてそびえ立つ姿は印象的でした。クライミングのメッカとして有名な宝剣岳の特徴的な鋭利な岩峰と、雪で覆われた周囲の山々のコントラストが美しかったです。
木曽駒ヶ岳からの大展望¶
木曽駒ヶ岳からは、南アルプスの主要峰を一望できる素晴らしい展望が得られました。
左からアサヨ峰(2799m)、仙丈ヶ岳(3033m)、北岳(3193m)、間ノ岳(3189m)、農鳥岳(3051m)、広河内岳(2895m)、富士山(3776m)、塩見岳(3047m)などの南アルプスの名峰が確認できます。雲海の上に浮かぶ山々の壮大なスケールは、まさに日本アルプスの醍醐味だと思います。
高山病との闘い¶
ただし、あまり呼吸のことを考えずに登ったため、高山病になってしまいました。頭が痛くて、写真を撮るのもなかなか難しい状態になってしまいました。それでも何とか頑張って撮影を続けました。
ホテル千畳敷での天の川撮影¶
夜は目的だった天の川の撮影に挑戦しました。
雪で覆われた千畳敷カールの上空に、満天の星空と天の川が美しく流れる景色を撮影できました。左右には宝剣岳などの岩峰群がシルエットで浮かび上がり、登山でしか味わえない特別な体験となりました。
高山のホテルから漏れる温かい灯りと、上空に広がる無数の星々が織りなす景色は幻想的でした。山小屋での宿泊という特別な体験と、都会では絶対に見ることのできない美しい星空の組み合わせは、期待通りの良い体験でした。
ホテル千畳敷での滞在¶
ホテル千畳敷内には、山岳関連のグッズやアウトドア用品、地元の特産品などが豊富に揃ったショップがありました。登山用品の購入や旅の記念品選びに便利で、山小屋の雰囲気を感じることができました。
下山¶
翌日は頭痛がひどかったため、早めに下山することにしました。
バス内から見る雪景色を眺めながら、今回の登山を振り返りました。高山病には悩まされましたが、千畳敷カールの絶景と天の川の撮影という目的は達成できたと思います。
まとめ¶
木曽駒ヶ岳登山は、高山病という予期しないトラブルもありましたが、全体的には良い体験となりました。千畳敷カールでの天の川撮影という当初の目的は達成でき、ロープウェイを使った手軽な冬山登山も楽しむことができました。
次回は高度順応をもう少し慎重に行い、体調管理に気をつけて登山を楽しみたいと思います。