以前から少しずつ制作を進めていた鹿の下顎標本が、ついに完成しました。

油抜きと乾燥のプロセスを経て、最後の仕上げとして歯をボンドで接着する作業を行いました。この記事では、完成までの最終段階について記録しておきたいと思います。

歯の接着準備

鹿の下顎の歯を全て取り外した状態

2-3日間日陰で乾燥させた結果、歯が綺麗に白くなりました。長期間の油抜き処理の成果で、歯の根元まで丁寧に処理されている状態です。

各歯を一度取り外して、接着前の最終チェックを行いました。歯の形状と歯槽への収まり具合を確認し、自然な歯並びになるよう位置を決めていきます。

完成品

完成した鹿の下顎標本

ボンドで歯を接着し、鹿の下顎標本が完成しました。自然な歯並びが再現できて、骨の質感と歯の白さのコントラストが良い感じに仕上がっています。

思っていた以上に見栄えの良い標本になりました。個人的には歯の並び方が特に印象的で、動物の骨格の精巧さを改めて感じることができます。

今後の展示について

撮影

完成した標本をそのまま置いておくのは少しもったいないので、このあと何か箱を作って飾れるようにするかもしれません。

適切なケースがあれば、自然学習の教材としても使えそうですし、制作プロセスの記録と合わせて保管しておきたいと思います。

まとめ

長期間かけて制作していた鹿の下顎標本がようやく完成しました。油抜きから乾燥、最終的な歯の接着まで、思っていた以上に時間はかかりましたが、満足のいく仕上がりになりました。

骨格標本の制作は根気が必要な作業ですが、完成したときの達成感はなかなか良いものです。次回また機会があれば、他の部位にも挑戦してみたいと思います。

皆さんも自然標本作りの経験があれば、ぜひ教えてください。この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。