唐松岳に登ってきました。

八方ゴンドラリフトで一気に標高を稼げるので、登り始めから絶景を楽しめるのが魅力です。
今回は八方池山荘に宿泊して、翌日の朝焼けまで堪能する1泊2日の行程でした。

八方ゴンドラリフトで標高を稼ぐ

八方ゴンドラリフト乗り場

朝、八方ゴンドラリフト乗り場に到着しました。
残雪が残る山を背景に、これから始まる登山への期待が高まります。

リフト上部の登山者たち

ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘へ。
上から見ると、色とりどりのウェアを着た登山者たちが集まっているのが見えます。
これだけ人気があるのも納得の好天でした。

八方池山荘前

八方池山荘前から登山開始です。
青空の下、真っ白な雪山が広がっています。

登山開始から絶景の連続

北アルプスのパノラマ

登山開始直後から、北アルプスの山々が目の前に広がります。
純白の雪に覆われた稜線が続く様は、まさに絶景です。

高山の風景

じわじわと高度を上げていきます。
枯れた灌木の向こうに、険しい山岳地形が広がっています。

登山者の後ろ姿

雪に覆われた急斜面を登る登山者たち。
大きなザックを背負って、一歩一歩進んでいきます。

ドローンで追撮り

ドローン追撮り

ドローンで追撮りをしました。
自分で操作しながら歩き、雪の稜線を歩く姿を空から撮影。このルートのスケール感がよく分かります。

稜線歩行

踏み固められた雪道を進みます。
流れる雲が、高山の気象条件の厳しさを物語っています。

稜線からの北アルプス展望

北アルプスの大パノラマ

稜線に出ると、北アルプスの山々が一望できます。
中央に見えるのは「不帰ノ嶮(かえらずのけん)」。白馬岳と唐松岳を結ぶ稜線上にある北アルプス三大キレットの一つで、「一度入ったら帰れない」という意味の名を持つ難所です。
ほぼ垂直な崖を鎖で登る箇所もあり、上級者向けのルートとして知られています。

稜線の岩場

稜線に出ると北アルプスの山々がずらりと並んでいます。
この高度感がたまりません。

唐松岳山頂を望む

唐松岳の山頂が見えてきました。
山頂付近には登山者の姿が小さく見えます。
手前の雪面には、風で削られた美しい風紋が残っていました。

シュカブラ(風紋)と風衝地形

シュカブラと岩稜

稜線は風で切り立った独特の形をしています。
これは「シュカブラ」と呼ばれる風紋で、強風によって雪面が削り取られてできた彫刻のような模様です。

シュカブラは「雪紋」とも呼ばれ、風の強さや向きによって様々な形状になります。
数センチの小さな模様から、数十センチの大きな模様まで、その大きさは風の強さや雪の状態によって変わります。
このような風衝地形は、森林限界を超えた高山でよく見られます。

稜線での休憩

稜線の雪原で休憩する登山者たち。
稜線に出るとめっちゃ寒いのですが、よく見ると左端に半袖の方がいてびっくりしました。
北アルプスの雄大な景色を背景に、皆さん思い思いに休憩を楽しんでいます。

北アルプス連峰

遠くには白銀に輝く連峰が幾重にも連なっています。
空には流れる雲が見え、高山の天気の変わりやすさを感じます。

稜線の岩峰

稜線には尖った岩峰がそびえています。
唐松岳特有の険しい山容です。

ドローンで空撮

ドローン俯瞰撮影

ドローンで上空から撮影しました。
雪と岩が混在する険しい尾根筋が遠くまで続いているのが分かります。

シュカブラの空撮

上空から見ると、シュカブラ(風紋)が美しい模様を描いているのがよく分かります。
風で削られた白い雪面が、自然の造形美を見せてくれます。

唐松岳山荘へ

唐松岳山荘

唐松岳山荘に到着しました。
赤茶色の建物が雪景色の中に佇んでいます。

記念撮影

唐松岳山荘で写真を撮ってもらいました。
青い服が私です。
北アルプスの雄大な山並みを背景に、素晴らしい天候の中での一枚になりました。

山頂には行かず、ここで下山開始です。

下山とケルン

下山途中の風景

下山途中も絶景が続きます。
雪と岩肌が混在する斜面が手前に広がり、遠くには複数の峰々が見えます。

ケルン

途中にはいくつかのケルン(石積みの道標)があります。
丁寧に積み上げられたピラミッド型の石塔が、登山道の目印になっています。

稜線風景

穏やかな高山の雰囲気が漂う稜線。
遠く霞んだ北アルプスの連峰が幾重にも重なって見えます。

八方池山荘で宿泊

山荘の食事

夜は八方池山荘で宿泊です。
山菜料理やおかずが並び、登山者のための温かい食事が用意されています。

満天の星空と天の川

夜になると満天の星空が広がりました。
山荘のシルエットの上に天の川が鮮やかに見えます。
標高の高い山小屋ならではの絶景です。

翌朝の朝焼け

夜明け前の空

翌朝は朝焼けを見ます。
青から橙へと変化するグラデーションの空が美しく、遠くには街の灯りが点在しています。

早朝の登山者たち

早朝から登られる方たちを見かけました。
ヘッドライトを点けて、アイゼンを装着して出発準備をしています。

三脚での撮影

朝焼けのタイムラプス撮影中です。
風で波打った雪面と、朝焼けに染まる空のグラデーションが素晴らしく、つい三脚を立てて撮影してしまいました。

朝焼けに染まる北アルプス

朝は素晴らしい景色でした。
雪を抱いた連峰がピンク色に染まり、空は青から橙へのグラデーションが広がっています。

朝の八方池山荘

朝日に照らされた八方池山荘。
朝焼けに染まるオレンジ色の空と、穏やかな朝の風景が広がっています。

スノーボーダーとの出会い

スノーボードで下る人たち

上からは、昨日八方池付近でテント泊をされていた方たちがスノーボードで下ってきていました。
朝から雪山を滑走する姿は気持ちよさそうでした。

まとめ

唐松岳はずっと稜線を歩けることや、リフトで標高を稼げることから大変おすすめです。

このルートのポイント:
- 八方ゴンドラリフトで一気に標高を稼げる
- 登山開始から絶景が楽しめる
- 稜線歩きが気持ちいい
- シュカブラ(風紋)など風衝地形が見られる
- 山小屋泊で星空と朝焼けも堪能できる

初心者でもアクセスしやすく、本格的な高山の景色を楽しめるルートです。
次は山頂まで足を延ばしてみたいと思います。