朝、天気を確認するのにスマホを開く。アプリを探して、開いて、見る。たったそれだけのことですが、地味に面倒なんです。

ただそこを見れば天気がわかる。机の上にそういうものが一台あればいいのに、とずっと思っていました。それで作ることにしました。

ただ見るだけ、を作る

天気を常時表示するESP32デバイス。画面に大垣市の予報が出ている

画面に出ているのは大垣市の予報です。ベースに使ったのはLILYGOの縦型ディスプレイ付きESP32ボードで、USB-Cで給電して、Wi-Fi経由で天気予報を取ってきて、ずっと表示します。たまに再度アクセスして更新します。

画面には大垣市の今日の気温と降水確率、それから時間帯ごとの降水確率がバーグラフで並びます。朝、ちらっと見るだけで、傘がいるかどうかがわかる。狙いはこれだけです。

スマホを開く動作が一つ消えるだけなのですが、いいんじゃかろうか。

ケースがないなら作る

ボードがむき出しのままだと、イマイチよくないのでケースを作りましょう。

M5Stackあたりなら既製のケースが手に入るかもしれません。でもこれはM5Stackではないので、自分で用意しましょう。

黒い3Dプリントケースに収まった完成品。上部にフック用のタブが付いている

ケースの設計はAIに任せました。AIにBuild123dというPythonのライブラリを使ってもらって、STLを出力させます。寸法を伝えて、こういう形にしてほしいと指示を出すと、コードを書いてモデルを吐いてくれる。あとはそれをBambu LabのA1 miniで刷るだけです。

上部に引っ掛け用のタブを付けてもらいました。壁にかけても机に立てても使えます。

現物合わせで、何個も刷る

ただ、一発ではうまくいきませんね。

完成品の隣に、試作のケースが何個も並んでいる

実際に刷ったものに基板を当ててみると、ちょっときつい、ここの面取りが足りない、と細かい不満が出てきます。それを直しては刷り、また直しては刷る。気づけば試作のケースがずらりと並んでいました。

現物合わせというやつです。実物を見ると気づくことがありますね。何度かやってようやく収まりが決まります。

A1 miniは小さいケース一つなら15分程度で刷れるので、この試行錯誤と相性がいいんです。寸法を1ミリ変えて、面取りを少し増やして、すぐ刷る。それを繰り返せます。

我ながら同じものを何個刷っているんだと思いますが、こうして詰めていくと、最後はいい感じに出てきます。

まとめ

  • ベース: LILYGOの縦型ディスプレイ付きESP32ボード
  • 表示内容: 気温・降水確率・時間帯別の予報を常時表示
  • ケース設計: AIにBuild123d(Python)でSTLを出力させる
  • 出力: Bambu Lab A1 mini
  • コツ: 一発では決まらない。現物合わせで寸法と面取りを詰める

机に一台あるだけで、朝の「アプリを開く」が消えるでしょうか。小さな自作ですが、毎朝じわじわ効くでしょうか?