最近ESP32で電子工作をしているのですが、ふと「大須に行けば何か部品が見つかるんじゃないか」と思い立ちました。
名古屋の大須。電気街だった、と言ってピンとくる人はもう少ないかもしれません。私が初めて訪れたのはもう30年くらい前でしょうか。あの頃の大須は、PCパーツショップがもりもり詰まった面白い街でした。その記憶を頼りに、ちょっと出かけてみることにしました。
30年ぶりの大須は若者の街¶
アーケードに入って、まず驚きました。
台湾唐揚げ、ジェラート、タピオカ。記憶にあるパーツ街の面影はどこへやら、今の大須はすっかり若者の街です。歩いているのも学生や若いカップルばかり。とても賑わっていて、活気があります。
「大須観音通り」の赤いゲート。回転寿司の派手な壁画が目を引きます。
それにしてもこの人出。これだけ多国籍な食べ物の店が並んでいると、外国人が観光に来ても面白いだろうなと思います。街全体に、なんでもありの雑多なエネルギーがあります。
昼ごはんはカオソイ¶
昼ごはんはタイ料理屋さんに入りました。「ソムタム大須」という本場タイ料理のお店です。
頼んだのはカオソイ。北タイのカレーラーメンです。
カリッと揚げた麺がこんもりのって、その下に赤いカレースープ。紫玉ねぎとパクチー、レモンを添えていただきます。これがうまい。揚げ麺の食感とカレーの濃厚さがいい組み合わせで、歩き回った後の一杯としては格別でした。
パーツ街の名残を探して¶
メインの通りを一本外れると、また雰囲気が変わります。
古着屋やロックバーが点在する裏通り。個性的な装いの人もちらほら歩いていて、表の賑わいとはまた違う、独特の落ち着きがあります。こういう奥行きがあるのも大須の懐の深いところです。
そして、アメ横第一ビル。ここにはまだパーツ屋さんが残っていました。
配線のリール、各種のコード、LED回転灯。棚にびっしりと部品が詰まっています。懐かしいような、よくわからないような、なんとも言えない気持ちになります。30年前の大須は、街じゅうがこういう店で埋まっていたのです。
第二アメ横ビルはすっかり様変わりしていました。
エスカレーターの脇に、基板やケーブルを積み上げたオブジェ。かつての電気街を象徴するモニュメントのようです。中ではトレーディングカードのデュエルをしている人たちがいて、パーツ屋さんはもう見当たりませんでした。
時代は変わったのだなと思います。便利になりましたが、それが良いことかはわかりません。
また行きます¶
結局、目当てのESP32の部品はこれといって見つかりませんでした。それでも、来てよかったと思える街です。
- パーツ探し: アメ横第一ビルに専門店が残っています。ただし往年の規模ではありません
- 昼ごはん: 多国籍グルメが充実。タイ料理「ソムタム大須」のカオソイはおすすめです
- 街歩き: メイン通りの賑わいと、裏通りの落ち着き。両方歩くと楽しめます
電子部品の街という記憶を頼りに来たら、若者の街になっていた。それでも、その変化ごと面白いと思える街でした。また行こうと思います。