2025年1月5日、雪に覆われた霊仙山(1,084m)への登山に挑戦してきました。鈴鹿山脈の名峰の一つである霊仙山は、冬季になると雪景色と伊吹山を望む展望を楽しめる山として人気です。
駐車場の争奪戦¶
霊仙山の登山口となる駐車場は、わずか20台ほどしか収容できません。人気の山だけに、特に週末は早朝からの争奪戦となります。今回も朝早く到着したものの、すでに多くの車が停まっていました。
鈴鹿山脈特有の急登¶
午前8時41分、登山開始。霊仙山も他の鈴鹿山脈の山々と同様、序盤は非常に急な登りが待っています。雪が積もった登山道は滑りやすく、慎重に足を進めていきます。
この急登は心肺機能への負荷も大きく、適度な休憩を取りながら進みます。しかし、これが鈴鹿山脈の山々の魅力でもあります。最初が一番きつく、その後は穏やかな登りが続くのです。
峰への到達と景色の変化¶
急登を乗り越えて峰に出ると、一気に景色が開けてきます。午前10時27分頃、ようやく展望の効く場所に到達しました。
雪に覆われた山々の連なりが印象的で、疲労も和らぎます。ここからは比較的穏やかな登りとなり、歩きやすくなってきます。
霊仙山頂上への最後の登り¶
午前11時5分、頂上付近の展望地点に到着。ここからは琵琶湖方面の展望がよく開けています。
遠くには琵琶湖も見え、冬の澄んだ空気のおかげで遠景まではっきりと見渡せます。この展望を前に、しばらく休憩しながら景色を楽しみました。
雪原の様子¶
午後12時56分、霊仙山の特徴的な雪原に到達しました。
霊仙山の頂上付近は平坦な雪原が広がっており、まさに冬山の醍醐味を味わえる場所です。風の影響で雪が舞い上がる印象的な光景も見ることができました。
伊吹山の展望¶
午後1時23分、伊吹山が見える展望地点に到達しました。
霊仙山から見る伊吹山は印象的でした。雪化粧した伊吹山の威容のある姿は、さすが関西の名峰という余裕を感じさせました。遠くに見える登山者たちのシルエットが、スケール感を物語っています。
霊仙山頂上到達¶
午後1時25分、霊仙山の頂上に到着しました。
雪に覆われた頂上の標識が、登頂の達成感を物語っています。360度の展望が楽しめる頂上でした。
頂上での記念撮影は登山の醍醐味の一つ。霊仙山の標識とともに、雪山登山の思い出を写真に収めることができました。
帰路での眺望¶
午後2時9分、下山途中でも景色を楽しむことができました。
帰り道から見る雪稜もなかなか良い眺めでした。霜氷に覆われた木々が白い世界を演出しており、冬山の静寂な雰囲気を楽しむことができました。
まとめ¶
霊仙山は確かに序盤の急登が厳しい山ですが、それを乗り越えた先に待っている景色はなかなか良いものでした。特に伊吹山の眺望は印象的で、冬の澄んだ空気の中での登山はよいリフレッシュになりました。
駐車場の確保は早めの行動が必須ですが、それだけの価値がある山だと実感しています。鈴鹿山脈の山々はどれも序盤が急登という共通点がありますが、霊仙山もその例に漏れず、体力と気力が試される山でした。
次回もまた雪の季節に訪れて、この景色を楽しみたいと思います。
皆さんも鈴鹿山脈や冬山登山の経験があれば、ぜひ教えてください。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
登山データ - 登山日: 2025年1月5日 - 天候: 晴れ時々曇り - 行動時間: 約5.5時間(08:41-14:09) - 標高: 1,084m - 登山口: 霊仙山登山口駐車場(約20台)