最近、3Dプリンターで猫のフィギュアを制作してみました。使用したのはMeshyというAIサービスとElegooの光造形プリンターです。1枚の写真から立体モデルが作れるという技術に興味があったので、実際に試してみることにしました。
MeshyでのAIモデリング¶
Meshyは、1枚の写真からAIで3Dモデルを生成してくれるサービスです。使い方はシンプルで、猫の写真をアップロードすると、数分でモデルが完成します。有料プランに加入することで、高精度のモデルをダウンロードできます。
生成されたモデルの精度はなかなか良いと思います。猫の特徴的な形状や、毛並みの感じまで再現されていました。もちろん完璧というわけではありませんが、ベースとしては十分使えるレベルだと感じました。
Elegoo光造形プリンターでの印刷¶
Elegooの光造形プリンターで実際に印刷してみました。光造形方式は、FDM方式と比較して細かいディテールまで精密に出力できるのが特徴です。
レジンは白色を選択しました。出力サイズは高さ約3cmと小さめに設定。印刷時間は2時間ほどでした。完成したフィギュアを見ると、表面は光沢があり滑らかで、猫の顔の表情や毛並みの質感まで綺麗に再現されていました。
複数のポーズバリエーション¶
1体作ってみて面白かったので、いくつか異なるポーズの猫も制作しました。立っている猫、座っている猫、毛繕いしている猫など、バリエーションを作ってみると、それぞれに個性が出て楽しいです。
光造形ならではの精密さで、足の肉球部分まで細かく再現できているのが気に入っています。FDM方式では難しいレベルのディテールです。
コレクションとして展示¶
最終的に4体の猫フィギュアを制作しました。それぞれ木製の台座に設置して、デスクの上にインテリアとして飾っています。白色レジンで統一したことで、コレクションとしての一体感も出ています。
実際に作業してみて、AIによる3Dモデル生成と光造形プリンターの組み合わせは、想像以上に手軽で楽しいものでした。Meshyの使用料はかかりますが、オリジナルのフィギュアが作れることを考えると、十分価値があると思います。
まとめ¶
写真1枚から3Dモデルを作るという技術は、数年前なら考えられなかったことです。今回実際に試してみて、AIの進化と3Dプリンターの精度向上を実感しました。
次は別の動物や、もう少し複雑な形状のものにも挑戦してみたいと思っています。光造形プリンターの扱いにも慣れてきたので、より大きなサイズの作品も作ってみる予定です。
皆さんも興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。初めてでも意外と簡単にできますよ。