仕事で横浜に行く機会がありました。
せっかくなので、用事を済ませた後にぶらっと中華街へ。
2.5時間ほどの街歩きでしたが、横浜という街が思っていた以上に都会で、面白かったので残しておきます。
中華街の入口、青い屋根の下から¶
夕方の16時すぎ、青い屋根の立派な門に出迎えられて中華街に入りました。
左にはゲームセンター、右には北京飯店の白い建物。
中華街の伝統と日本の街角がいきなり同居していて、これだけでもう雑多さを感じます。盛り上がりますね。
メインストリートに入ると、漢字看板が左右にびっしり。
「江戸清」のブタまんの看板が目に入って、観光客がどんどん吸い込まれていきます。
夕方の柔らかい光が看板を照らして、活気のある時間帯でした。
看板を眺めながらブラブラ¶
「食べ歩き」の大きな看板を掲げたお店。
小籠包、唐揚げ、肉まん、占い館、500円メニュー。
情報量が多すぎて、目が泳ぎます。
「凸凹堂」というお店の屋根の上に、立体的な龍の彫刻が乗っていました。
金色や白の鱗が夕日に照らされて、思わず見上げてしまうディテール。
歩いていなければ気づかない場所に、こういう作り込みがあります。
「贅沢中華食べ放題」「送料無料」。
壁一面のメニュー写真と看板の情報量に、もう脳が追いつきません。
店員さんと観光客が立ち話している声があちこちから聞こえてきます。
メインストリートから一本入った路地。
赤い提灯がアーチ状に連なり、刀削麺専門店の看板や、ビールケースが積まれています。
表通りとは違う、ちょっとローカルな空気が好きでした。
通りを見通すと、漢字の縦看板がずらっと林立。
夕方の斜光が差し込んで、観光客の後ろ姿が街の奥行きを作ってくれました。
中華街でひときわ目立つ善隣門。
青と赤の派手な装飾、屋根の反り上がり方が立派で、門の下を人波が次々と通り抜けていきます。
中華街のシンボル、というのも納得の存在感でした。
京華樓の刀削麺に吸い込まれる¶
歩いているうちに、お腹も空いてきました。
パンダまんやフカヒレまんの巨大写真メニュー。各410円〜440円。
こういう看板を眺めているだけでも、なかなか楽しいです。
そうこうするうちに、京華樓本館のショーウィンドウの前で足が止まりました。
赤いスープに幅広の刀削麺が浮かぶ食品サンプル。
これを見た瞬間、なぜかやけにひかれてしまって、気がついたら店内に入っていました。
注文したのは刀削麺の担々麺。
赤い辛そうなスープに、幅広の手切り麺がもちもちと入っています。
青菜と挽肉のトッピング、湯気の立ち方も含めて、看板に呼ばれた甲斐がありました。
食後の街、もう少しブラブラ¶
食事を終えて再び街へ。
「老北京」の派手な看板に蟹のオブジェ、食べ放題2,480円の文字。
1,980円や送料無料の幟が乱立して、中華街の店構えはとにかく主張が強いです。
少し外れた脇道に入ると、急に静かになりました。
「小皿料理100円〜」の黄色い看板。観光メインストリートとは違う、地元の空気を感じる落ち着いた裏通り。
数歩入っただけで、人の声がふっと遠くなる感覚がありました。
パンダ柄の包装紙に包まれたパンダまん。
中身はあんまんで、ふわっとした生地に甘い餡が入って普通に美味しかったです。
背景には赤い提灯がぼんやり並んで、いかにも夕方の街歩きという光景です。
中華街の真ん中で、なぜか和雑貨店の「袋物や カヤ」を発見。
色とりどりのトートバッグや風呂敷、団扇、だるま。
中華の中の和、というミスマッチが妙に楽しくて、しばらく眺めてしまいました。
「七茶」のタピオカミルクティーも一本買いました。
一口飲んで、激甘ですね!となる味です。夕暮れの街を歩きながらちびちび飲むのに、これくらい甘い方が満足感があります。
まさかの、クラシックカー¶
歩いていたら、目の前を青いシボレー・インパラが走り抜けていきました。
ローライダー風の低い車高、帽子を被った渋い運転手。
中華街でこれは予想外で、思わず立ち止まって見送ってしまいました。
街歩きの面白さって、こういう偶然に尽きると思います。
何かを期待して見つけるよりも、何でもない瞬間に予想外のものが現れる方が、ずっと記憶に残ります。
夜の中華街で締めくくり¶
気がつけば18時半をすぎて、すっかり夜になっていました。
「同發本館」の縦看板に赤い提灯が灯って、夕方とはまた違う妖艶な雰囲気。
観光客のシルエットがぽつぽつと門をくぐっていく光景で、中華街ぶらぶらの締めくくりです。
仕事のついでにふらっと立ち寄っただけのつもりが、結局2時間半。
横浜という街が、中華街という濃すぎるエリアを抱えていることに改めて感心しました。
看板に呼ばれて入ったお店の刀削麺が美味しくて、街歩きの途中でクラシックカーに遭遇する。
こういう密度の街は、なかなかありません。
横浜、寄り道してみるものでした。
仕事のついでにまた来たいと思います。