旅の最終日でした。飛行機は夜中の23時なので、それまで時間があります。ホテルをチェックアウトして、そのまま空港へ向かうのはもったいないです。というわけで、セントジョージからファイヤーキャニオン(Valley of Fire State Park)に寄ることにしました。
ホテルの朝食とテスラのある風景¶
朝7時すぎ、ホテルのロビー兼朝食コーナー。アーチ型の壁に木製の椅子、自動販売機が奥に見えます。アメリカのモーテル系ホテルにはこういう簡素なダイニングスペースがよくあるようです。
朝食はワッフルとシリアル、コーヒーとバナナ、Activiaヨーグルト。アメリカのホテルの無料朝食といえばこれ、という感じの組み合わせです。ワッフルをつい何枚も焼いてちょっとやりすぎました。
帰り道でもスーパーチャージャーによります。
今回の旅はモデルYでグランドサークルをまわったので、スーパーチャージャーには何度もお世話になりました。砂漠の荒野を走り続けるEVというのも、改めて考えると不思議な光景だと思います。しかも自動運転で。3000kmほど。ほとんどFSDで、これは大変素晴らしいものなのがわかりました。
砂漠のソーラーパネルとファイヤーキャニオンへ¶
セントジョージからラスベガス方面へ南下していくと、砂漠の中に巨大なソーラーパネル群が現れました。ドローンで空撮してみました。
どこまでも続くパネルが、山並みを背景にびっしりと広がっています。スケールが大きすぎて最初は何を見ているのかよくわかリませんね。これだけの広さがあれば相当な電力になるはずです。アメリカの砂漠ってこういう使い方をするのか。
そしてファイヤーバレー(Valley of Fire)へ到着。
ファイヤーバレーの赤い岩¶
ここは名前のとおり、赤い岩だらけの公園です。ウェーブやブライスキャニオンと比べると知名度は低いかもしれないけれど、なかなかどうして、見ごたえがあります。
でかい。岩がでかい。人物と比べるとそのスケールがよくわかります。赤とオレンジの岩が積み重なって、複雑な形をしています。グランドキャニオンやブライスキャニオンとはまた違う種類の岩なのかな、もっとごつごつした感じです。
10時ごろには太陽がもう高いです。真上に近い位置から降り注ぐ光の中、岩はさらに赤く見えました。太陽に向けてカメラを向けて絞るととこういうフレアが出ます。
広い岩盤の上をとことこ歩いていきます。地面は砂っぽい赤い岩で、両脇に低い灌木が点在しています。こういう場所を歩いていると、自分がひどく小さく感じられます。
これが面白かったです。縞模様のある岩。横向きのストライプがうねりながら入っていて、なんとも不思議な模様です。地層が長い時間をかけてこういう形になったのかと思うと、気が遠くなります。
地面を近くで見ると、岩が細かく割れていて、その隙間に植物のかけらが挟まっていたりします。赤茶色の岩肌がモザイク状になっていて、これだけ見ていても飽きません。
この円形のものは最初化石かと思ったのですが、しらべると侵食と堆積によって作られる模様のようです。
スワール模様の岩盤¶
歩いていくと、岩のパターンが変わってきました。
白とオレンジがぐるぐるとスワール状に混ざりあった岩盤。ウェーブ(The Wave)という有名な場所がありますが、ここの岩も似たような流れるような模様をしています。The Waveは許可証が必要ですが、ここは許可証なしで来られます。
丘のように盛り上がったスワール岩の上に立ってみました。360度見渡すと赤い景色が広がっています。
岩盤が斜めに傾いていて、遠景に山が見えます。赤と白が溶け合ったような色で、砂漠の中だというのに柔らかく見えました。
ここはしましま模様がよく見えるエリアでした。地平線の向こうまで縞々の地層が続いていて、改めてアメリカの大地の広さを感じました。ウェーブほど有名ではないけれど、ここも十分すごい場所です。
洗車して返却¶
観光が終わったら、今回の相棒だったモデルYを洗車して返却しに行きました。
洗車に時間がかかりました。砂漠を何日も走り続けた車はそれなりに汚れています。
返す前に洗うのは義務ではないですがずいぶんお世話になって砂っぽかったので割と念入りに洗いました。
洗うのもやり始めるとおもしろくなってきますね。
アメリカ最後の晩餐はプライムリブ¶
ラスベガスへ移動して、夕食はザ・ステーキハウスへ。
プライムリブ。ベイクドポテトとアスパラガス添え。量がものすごいです。プレートが大きいのに、肉がプレートいっぱいに広がっています。食べ始めてわかったけれど、柔らかくて旨かったです。ただ最後のほうはさすがに無理で、半分ちょっと残してしまいました。今回のアメリカではちょっとやりすぎて、大抵残していますね。
夕暮れのラスベガスを少し走りました。
カジノの入口の上に無数の電球がついたアーチ。夕暮れ時のラスベガスはこういう光景があちこちにあります。ネオンと電球と車と人、全部が混ざり合ってにぎやかでした。
空港で最後のファーストフード¶
時間になったのでラスベガス国際空港へ。
空港の中にも「Welcome to Fabulous Las Vegas」のサインがあります。出口じゃなくて出発エリアにも置いてあるというのが、ラスベガスらしいです。
夕食でプライムリブをたっぷり食べたはずなのに、搭乗まで時間があったのでCarl's Jr.でフライドポテトを食べました。ウェーブカットのポテトで、これはこれでおいしかったです。最後までファーストフードを食べる旅でした。
お菓子や飲み物がいろいろ並んでいて、スタッフが笑顔で対応していますがお値段が結構すごいです。ペットボトルのコーラ800円、グミ1200円。円安+物価高でしょうか。
今回の旅は10日ほどのアメリカ旅行でした。グランドキャニオン、ホースシューベンド、アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、ブライスキャニオン、ザイオン、そしてファイヤーキャニオン。グランドサークルをぐるっとまわって、最後にラスベガスから帰国するというルートでした。
どの場所も写真や映像で見ていたより実物がずっとすごくて、グランドキャニオンは縁に立った瞬間に「これは本当に存在しているのか」と思いましたし、ファイヤーキャニオンのスワール岩盤は近くで見るほど模様が細かくて、飽きませんでした。
アメリカのだだっ広さというのは、走り続けてもわかりきりません。砂漠があって、岩山があって、また砂漠があって、また別の色の岩があって、それが何時間も続きます。日本だと山を一つ越えれば景色が変わるけれど、アメリカはその「変わった先」がさらにどこまでも広がっている感じがしました。
またいつかアメリカに行って、まだ見ていない場所を見てみたいと思います。
この旅の記事シリーズ¶
グランドサークル・ラスベガス 10日間の旅(2026年4月8日〜17日)
- Day 1: ラスベガスからルート66へ、グランドサークルの旅が始まった
- Day 2: トレイルを下って、星空を見上げた夜 — グランドキャニオン2日目
- Day 3: 曲がっても曲がっても岩の壁 — ページでコロラド川を遡った日
- Day 4: 岩の迷宮と星降る砂漠 — アンテロープキャニオンからモニュメントバレーへ
- Day 5: モニュメントバレー・ツアー全記録 — 馬に乗って、ドローンを飛ばして
- Day 6: 雪と赤岩と星空 — モニュメントバレーからブライスキャニオンへの長い一日
- Day 7: ブライスキャニオンを歩く、そして高山病
- Day 8: ザイオンとゴーストタウン、セントジョージの夜
- Day 9: 赤い岩とプライムリブ — ファイヤーキャニオンからラスベガスへ、旅の最終日
- Critical Cycling - 極楽FSDでアメリカ周遊
- Critical Cycling - 極楽TUROでクルマ共有