グランドサークルのドライブも3日目に入りました。
この日はモニュメントバレーへ向かう前に、アリゾナ州ページで一泊してコロラド川のボートツアーとホースシューベンドへ行くことにしていました。
ホースシューベンドへ向かう途中のドローン空撮¶
朝7時台、ホースシューベンドへ向かう道中でドローンを飛ばしました。
大地に深く刻まれた峡谷と、荒野を貫く一本道。
この溝はリトルコロラド川らしいですが、なんというか地球に深い溝ができていて圧倒されます。
道がどこまでも続いています。地平線の向こうに何があるのか、走ってみなければわかりません。
ドローンを上げてみると、アリゾナの広大さがよくわかります。木がないのが日本と大きく違いますね。
どこを向いても岩と砂漠で、その中を細い道が走っています。
コロラド川ボートツアーへ¶
移動中に立ち寄ったガスステーションでスラーピーを買いました。
アメリカのロードトリップといえばこれです。チェリー味の赤いやつ。砂漠の乾燥した空気の中では格別です。
コロラド川のボートツアーに申し込んでいます。
ボートツアーの発着地はグレンキャニオン国立レクリエーションエリアの一部で、入場料が30ドルほどかかります。
川沿いの駐車場へ向かうまでの道でも、グレンキャニオンらしい風景が続きます。
赤い岩塊がそびえる駐車場。黒いテスラがちっぽけに見えます。
川岸に着くとガイドと参加者の一団が集まっていました。
私のツアーはこの一団ではなくて、もうちょい奥のボートでした。
タイムゾーンの違いで1時間早くついていたようで、聞いたらあんた早く着ているよということで、そのへんで撮影をします。
ドローンで見たコロラド川はエメラルドグリーンでした。
グレンキャニオンダムの下流なので水が澄んでいるのだそうです。
渓谷を蛇行するコロラド川。川沿いの緑の帯がリボンのように見えます。
整然と並ぶ浮き桟橋。川の青さが日差しに輝いていました。このボートに乗り込みます。
曲がっても曲がっても岩の壁¶
ボートに乗り込んで、川を遡り始めると、すぐに両岸に赤い岩壁が迫ってきます。
ゴムボートの舳先の先に、岩壁が立ちはだかっています。
別のボートが並走しています。
岩肌の一部が黒く変色しているのが見えます。デザートバーニッシュと呼ばれるもので、風で運ばれた鉄分やマンガンが岩の表面に長年かけて付着し、酸化したものだそうです。
現地のガイドも説明していましたが、英語でよく聞き取れませんでした。後で調べてわかりました。
岩壁のスケール感に圧倒されました。曲がっても曲がってもまた次の岩壁が現れて、その繰り返しです。
川面に岩が映り込んでいます。
曲がり角の奥にまた岩壁。渓谷はどこまでも続きます。
野生の馬との遭遇¶
川岸に2頭の野生の馬(マスタング)がいました。
こんな渓谷の中に野生馬がいるとは思っていなかったので、これは想定外でした。
ターキーバルチャーも見かけました。日本ではヒメコンドルと呼ばれる鳥です。
動物の気配がある渓谷というのは、なんというか、生きている感じがします。
正午近くの強烈な日差しの中、川岸のわずかな緑が赤い岩と対照をなしています。
ホースシューベンドへ¶
ボートツアーの後、今度はリムからホースシューベンドを見るべく移動します。
途中で見かけた岩やドライブの様子です。
道路沿いの岩山も黒い筋が走っています。
アメリカの道を大型RVが走ってきます。
なんだかゲームの中か映画の中のようです。このスケール感には慣れません。
細い基盤の上に大きな岩塊が乗ったマッシュルーム型の奇岩。バランスロックですね。
人が立っていますが、比較すると岩の大きさがよくわかります。
層状の赤い岩山に挟まれた道を走るテスラ。
電気自動車でアメリカの荒野を走るのは、なかなか良い組み合わせだと個人的には思います。
広大な赤土の平野の中の道路。遠大さが体に入ってきます。
ヒストリックナバホブリッジ¶
コロラド川が深く刻む渓谷に、アーチ型の橋が細く架かっています。
ターコイズブルーの川と赤い岩の組み合わせが鮮やかです。
ホースシューベンド¶
コロラド川がU字型に大きく蛇行し、中央の赤い岩山をほぼ一周しています。
川面が日光を反射して輝き、渓谷の深さと川の曲線美が一望できます。
ここは展望台から見下ろすスポットです。
こういう景色は、写真で見ていても実際に来てみると別物だと感じます。川の緑と岩の赤のコントラストが、現実の色ではないような鮮やかさでした。
ドローンが禁止なのは残念ですが、しかたありませんね。
夕食はスーパーチャージャーで充電しながら¶
ホースシューベンドを後にして、テスラを充電しながら夕食にしました。
FSDを使っているとかなり楽なのですが、充電問題は厄介です。
アメリカはスーパーチャージャーが各地にあるので、そこまで困ることはないのですが、それでも観光地によっては充電スポットが少ない場所もあります。
日本はさらに少ないので、日本でテスラを使うには計画性が必要かもしれません。
夕暮れのオレンジの空の下、テラスで食事を待っています。
アリゾナの夕日は遠くまで見えて、空の広さをあらためて感じました。
バーガーとフレンチフライ。充電時間を使って食事を済ませるのが、EVロードトリップならではのスタイルです。
グレンキャニオンダムオーバールックで星景撮影¶
夜になってから、グレンキャニオンダムのオーバールックへ星景撮影に行きました。
渓谷の向こうにダムの照明が輝き、その上に満天の星が広がっています。
光が岩肌を照らして、不思議な雰囲気になっていました。
風紋の刻まれた赤砂岩の地面と、その先に広がる星空。
静かな夜でした。
この日はコロラド川のツアーからホースシューベンド、星景撮影まで、なかなか詰め込んだ一日でした。
翌日はアンテロープキャニオンを観光、モニュメントバレーへ向かいます。
この旅の記事シリーズ¶
グランドサークル・ラスベガス 10日間の旅(2026年4月8日〜17日)
- Day 1: ラスベガスからルート66へ、グランドサークルの旅が始まった
- Day 2: トレイルを下って、星空を見上げた夜 — グランドキャニオン2日目
- Day 3: 曲がっても曲がっても岩の壁 — ページでコロラド川を遡った日
- Day 4: 岩の迷宮と星降る砂漠 — アンテロープキャニオンからモニュメントバレーへ
- Day 5: モニュメントバレー・ツアー全記録 — 馬に乗って、ドローンを飛ばして
- Day 6: 雪と赤岩と星空 — モニュメントバレーからブライスキャニオンへの長い一日
- Day 7: ブライスキャニオンを歩く、そして高山病
- Day 8: ザイオンとゴーストタウン、セントジョージの夜
- Day 9: 赤い岩とプライムリブ — ファイヤーキャニオンからラスベガスへ、旅の最終日
- Critical Cycling - 極楽FSDでアメリカ周遊
- Critical Cycling - 極楽TUROでクルマ共有