昨日のうちにセントジョージまで移動してきました。
ブライスキャニオンで高山病にやられた話は前回の記事に書きましたが、今日は体調が完全に戻っていました。
ベストウェスタンのワッフル¶
泊まったのはベストウェスタン系列のホテルです。
ヤシの木とラタン家具が並ぶテラスはリゾートっぽい雰囲気で、思いのほかゆったりできました。
朝食は無料ビュッフェ形式。
目を引いたのがこのワッフルメーカーコーナーです。「Waffles make people HAPPY」という黒板の文言と、バター風のディスペンサーが並んでいて、ちょっとテンションが上がりました。
スクランブルエッグ、ベーコン、ハッシュポテト、そして自分で焼いたワッフル。
ワッフルはサンドイッチ仕立て——ハムとチーズを挟む形式です。これが想像以上においしくて、こういう発見があると嬉しくなります。
ザイオンへ¶
ザイオン国立公園は「駐車場が混むから朝のうちに行ったほうがいい」とAIに言われていました。
無視して10時頃に向かいました。
Rockvilleのサインを過ぎたあたりから、道路の先に岩峰が見えてきます。ここでもうすでに景色が始まっていました。
到着してみると、案の定駐車場は満車でした。
何度かグルグルしていたところ、EV充電スポットだけ空いていることに気づきました。実際にはそれほど充電が必要な状況でもなかったのですが、お金を払って停めることに。AIの言う通り早く来ればよかったとここで少し反省しました。
ザイオン渓谷を歩く¶
遊歩道に出ると、左右から赤い岩壁がそびえています。
緑があって川が流れていて、でも岩はモニュメントバレーのような赤茶色。モニュメントバレーとはまた違う雰囲気で、これはこれでゲームの中のような世界観でした。
みんな自転車(Eバイク)に乗っていることに気づいたのは、ちょっと歩き始めてからです。
電動アシストのレンタサイクルがあるようで、颯爽と抜いていく人たちをうらやましく見ていました。
ヴァージン川沿いに進んでいくと、川と岩壁の組み合わせが次々と現れます。
水は茶色く濁っていましたが、流れの音がよく聞こえました。
川に架かる細い橋と、その奥にザイオンの岩峰群。
モニュメントバレーとの違いは、この緑の量です。川があるので植生が豊かで、乾燥した風景の中に鮮やかな緑が混ざっています。
川が段差を乗り越えるところで、長秒露光で撮影しました。
水がとろりと白く流れているこういう写真が好きです。もっと激しい流れがあってもいいかも。
帰りはシャトルバスを利用しました。「MAKE A DIFFERENCE ZIONPARK.ORG」と書かれた長い連節バスで、無料で乗れます。それなりに疲れていたので助かりました。
昼食とドローン¶
昼はまたハンバーガーです。この旅、毎日食べています。
肉厚のパティにソースたっぷり、コーラとセットで。旅先で悩んだ末にハンバーガーを選ぶという行動を繰り返しています。
公園の外でドローンを飛ばせる場所を見つけたので、軽く撮影しました。
高度を上げると、木が一面に広がる丘と赤い岩峰群の組み合わせが見えます。
さらに上げると、ザイオン渓谷の入口とスプリングデールの街が一望できました。
道路が一本伸びて、奥に岩壁が迫っています。この構図は空から見ると特に伝わります。
ゴーストタウン¶
近くにゴーストタウンがあるということで立ち寄りました。
正式にはカナブ付近の歴史保存地区のようです。レンガ造りの古い建物が数棟残っていて、奥に赤い岩山が見えます。
「ゴーストタウン」と聞いて廃墟を想像していたのですが、非常によく整備されていて、誰かが管理している感じでした。歴史的な場所として保存されているようです。
中の一棟を覗いてみると、木の床板と白い壁だけの空間が広がっていました。
かつてここで誰かが暮らしていたのだと思うと、不思議な気持ちになります。
そしてここでもリスを見つけました。
木の上に2匹。イワジリス(Rock Squirrel)という種類で、この旅では何度かリスを見かけていますが、種類がそれぞれ違います。
一匹がまっすぐ立ち上がってこちらを見ていました。
尻尾がふさふさしていて、目がつぶらです。警戒しているのかただ眺めているのか、判断がつきませんでした。
パイオニアポイント¶
セントジョージの市街地の丘の上にあるパイオニアポイントに向かいます。
パイオニアポイントに向かう途中、スターバックスに立ち寄りました。
広々とした店内で、木目のカウンターと黒いインテリアのすっきりした造りでした。
セントジョージはユタ州の南西端に位置する街で、砂漠の中にそれなりの規模の街が広がっています。
丘の上から見下ろすと、幹線道路が弧を描いてセントジョージの市街地へと続いています。
赤茶けた岩の縁から眺める景色は、いかにも西部の街という感じなのか?
丘に露出した赤い岩は、風化で複雑な形になっています。
表面に小さな穴や窪みがいくつもあって、触ると砂岩特有のザラザラとした感触でした。
夕方の光の中でセントジョージの街が広がっています。
この眺めは夜景でも見てみたいと思いました。
Zupasで夕食¶
この旅で珍しくハンバーガー以外のものを食べました。
Zupasというチェーン店です。「SLOW FOOD FAST」がコンセプトで、スープやサラダ、サンドイッチを提供しています。カフェテリア形式でセルフサービス。天井のダクトが見えるインダストリアルな内装で、なかなか気に入りました。
カウンターでスープを選んで注文します。
「SLOW FOOD FAST」という言葉、アメリカのファストフード文化への皮肉なのかただのキャッチコピーなのか、よくわかりません。
スープとサンドイッチ、ルートビアのセット。
スープはカレー風で、温かくて体に染みました。毎日ハンバーガーを食べていたこともあり、スープの日があってちょうどよかったです。
夜景¶
食後、再びパイオニアポイントへ。
本当は星空も一緒に撮りたかったのですが、雲が多くて星は見えませんでした。
街の光がずっと向こうまで広がっています。
星が見えなかったのは残念でしたが、夜景はなかなかよかったです。晴れていれば、砂漠の暗い空と街の光のコントラストが撮れたはずです。まあ、こういうこともあります。
今日はよく歩いてよく食べたので、ホテルに戻ってすぐ眠れました。
この旅の記事シリーズ¶
グランドサークル・ラスベガス 10日間の旅(2026年4月8日〜17日)
- Day 1: ラスベガスからルート66へ、グランドサークルの旅が始まった
- Day 2: トレイルを下って、星空を見上げた夜 — グランドキャニオン2日目
- Day 3: 曲がっても曲がっても岩の壁 — ページでコロラド川を遡った日
- Day 4: 岩の迷宮と星降る砂漠 — アンテロープキャニオンからモニュメントバレーへ
- Day 5: モニュメントバレー・ツアー全記録 — 馬に乗って、ドローンを飛ばして
- Day 6: 雪と赤岩と星空 — モニュメントバレーからブライスキャニオンへの長い一日
- Day 7: ブライスキャニオンを歩く、そして高山病
- Day 8: ザイオンとゴーストタウン、セントジョージの夜
- Day 9: 赤い岩とプライムリブ — ファイヤーキャニオンからラスベガスへ、旅の最終日
- Critical Cycling - 極楽FSDでアメリカ周遊
- Critical Cycling - 極楽TUROでクルマ共有