チェンマイ滞在中、ドイインタノン国立公園へのツアーに参加してきました。タイで一番高い山として知られるドイインタノン山があり、標高2565mの最高地点や美しい王室仏塔、そして迫力満点の滝を巡る充実した一日となりました。
タイ最高地点に到着¶
ツアーバスでドイインタノン国立公園に到着すると、まず目に入ったのが「THE HIGHEST SPOT OF THAILAND」という木製看板でした。
標高2565mのこの場所は、タイで一番高い地点として多くの観光客が訪れます。
曇り空でしたが、涼しげな高地の雰囲気が心地良く、周囲は苔むした緑豊かな森に囲まれていました。
木製のデッキと手すりが整備され、観光客がそれぞれ記念撮影を楽しんでいます。
ドイインタノン国立公園の自然環境¶
国立公園内の森林地帯を歩いていると、標高2000m以上の高地特有の雲霧林が広がっていました。
苔むした古木と新緑の木々が混在し、濃霧に包まれた独特の雰囲気です。
樹木には苔や着生植物が生えており、湿度の高い環境が独特の生態系を作り出しています。
日本の山では見られない熱帯高地の森林風景が印象的でした。
国立公園の野生動物¶
森の落ち葉の中で、黄緑色の美しい小鳥に出会いました。
頭部が黄色で背中がオリーブグリーン、胸元に縞模様がある小型の野鳥です。
落ち葉や苔の上で餌を探している様子で、近くでじっくりと観察することができました。
ドイインタノン国立公園は野鳥の宝庫として知られており、豊かな生態系が保たれています。
移動中の車窓風景¶
国立公園内を移動中、車の窓から見える山々の景色が美しいです。
緑豊かな森林に覆われた丘陵地帯が幾重にも重なり、遠方には青みがかった山並みが連なっています。
曇り空の下、前景の木々がブレて移動中の臨場感を表現しています。
タイ北部の山岳地帯ならではの雄大な自然が広がっていました。
王室記念仏塔¶
ドイインタノン国立公園のハイライトの1つが、2つの王室仏塔です。
これらは故プミポン国王(ラーマ9世)と故シリキット王妃の還暦を記念して建てられたものです。
紫色の層状の塔に金色の尖塔が輝き、周囲には色とりどりのバラが咲く美しい庭園が広がっています。
青空と白い雲が背景に広がる晴天の日で、仏塔がより一層美しく見えました。
仏塔公園全景¶
王室仏塔の遠景です。
紫色の層状仏塔が芝生の丘の上に建ち、周囲には近代的な建物が配置されています。
右側の丘には観光客が散策し、手前には駐車場と別の建物が見えます。
曇り空の下、仏塔公園全体の配置が分かる俯瞰的な構図です。
公園はよく整備されており、観光しやすい環境でした。
もう1つの仏塔¶
もう1つの王室仏塔を別角度から撮影しました。
紫色の層状塔と金色の尖塔が緑の丘の上に威厳を持って立っています。
長い階段が仏塔まで続き、周囲の森林に囲まれています。
曇り空の下、仏塔の優美な姿が際立つ構図になりました。
2つの仏塔はそれぞれ異なる雰囲気を持っており、どちらも訪れる価値があります。
お土産市場¶
国立公園内にはお土産市場もあります。
屋根付きの通路に沿って両側に露店が並び、手作り工芸品やお土産が吊り下げられていました。
観光客がゆっくりと品物を見て回り、左手前にはバイクが停まっています。
午後の柔らかい光が差し込む賑やかな市場風景で、地元の雰囲気を感じることができました。
昼食レストラン¶
ツアーの昼食は、木造の高床式レストランでいただきました。
広々とした空間にテーブルと椅子が並び、各テーブルには水のボトルと食器が準備されています。
大きな窓からは外の緑が見え、涼しい高地の風が心地良いです。
ツアーに参加している観光客たちと一緒に、タイ料理の昼食を楽しみました。
山岳民族の村¶
ツアーの途中、山岳地帯の伝統的な高床式木造住宅が並ぶ地域を通りました。
古びた木材で作られた建物が複数並び、中央にはトラックが停まっています。
一部の建物には白いビニールシートがかかり、緑の丘陵地帯に位置しています。
ドイインタノン周辺には山岳民族が暮らす村があり、伝統的な暮らしを垣間見ることができました。
滝観賞(上段)¶
ドイインタノン国立公園には美しい滝がいくつかあります。
森の中の滝を上から見下ろした構図で、白い水流が岩を伝って流れ落ちています。
周囲は緑豊かな樹木に囲まれ、長時間露光による滑らかな水の表現が美しいです。
滝の流れと周囲の緑のコントラストが印象的でした。
ワチラタン滝の迫力¶
そして、今回のツアーのメインの滝、ワチラタン滝です。
複数段に分かれた白い水流が岩肌を流れ落ち、大量の霧状のしぶきが立ち上っています。
観瀑台には観光客が数名おり、滝の迫力を実感している様子です。
本当にしぶきがすごくて、カメラがびちゃびちゃになってしまいました。
うまく撮れるか心配でしたが、何とか滝の雰囲気は伝わると思います。
周囲は深い森に囲まれ、曇り空で湿度が高い雰囲気が伝わります。
タイでこれほど迫力のある滝を見られるとは思わなかったので、良い体験でした。
チェンマイ市街への帰路¶
ツアーを終えて、チェンマイ市街へ戻ります。
トゥクトゥクの車内から撮影した夕暮れの風景です。
青い照明に照らされたトゥクトゥクの内装が印象的で、右側のミラーに周囲の店舗が映り込んでいます。
道路を走る臨場感のある構図で、ツアーからの帰路の雰囲気が伝わります。
チェンマイのトゥクトゥク¶
夜の路地に停まる青と黄色のトゥクトゥク(ナンバー895)です。
LED照明で車体が青く光り、夜のチェンマイの雰囲気を醸し出しています。
背景にはレンガの壁と街灯、左側には自動車が走っています。
タイの移動手段としてトゥクトゥクは欠かせませんが、夜になると照明が美しく光って雰囲気が変わります。
ビルマ料理レストラン¶
チェンマイの街に戻って、夕食はビルマ料理レストラン「The Swan Burmese Cuisine」で食べることにしました。
象とレストラン名が青い照明で照らされ、店内には客が見えます。
道路には多数のバイクが停まり、チェンマイの夜の賑わいを表しています。
ビルマ(ミャンマー)料理は初めてだったので、楽しみです。
ビルマ料理を楽しむ¶
ビルマ料理の夕食です。
白い皿に盛られた白米と、楕円形の皿に盛られたラペットゥ(お茶の葉サラダ)をいただきました。
ラペットゥは、お茶の葉を発酵させたミャンマーの伝統的な料理で、ナッツ類と混ぜて食べます。
独特の風味があり、なかなか面白い味でした。
タイ料理とはまた違った味わいで、良い経験になりました。
チェンマイ旧市街散策¶
食後は、チェンマイ旧市街を散策しました。
古いレンガ造りの城門が夜間にライトアップされ、門の向こうに通りが見えます。
観光客や地元の人が行き交っており、レンガの風化した質感と夜の雰囲気が歴史的な街並みを感じさせます。
チェンマイ旧市街には古い城壁や門が残っており、夜の散策も楽しいです。
ムエタイ観戦(スタジアム全景)¶
この日の夜は、ムエタイ観戦にも行きました。
室内ムエタイスタジアムの全景です。
赤いリングを囲んで多数の観客が座り、スタジアムの鉄骨構造とFairtexの広告が見えます。
リング上では試合が行われており、観客は試合を観戦しながら食事を楽しんでいます。
タイと言えばムエタイですが、実際に観戦するのは初めてでした。
ムエタイの試合中¶
ムエタイの試合シーンです。
リング上で2人の選手が対峙し、審判が横で見守っています。
黄色のパンツを着た選手と赤いグローブの選手が向かい合い、周囲の観客が試合を注視しています。
タイ文字の看板と大勢の観客席が写り込んだ臨場感ある一枚です。
生で見るムエタイは迫力があり、良い体験でした。
チェンマイ旧市街(深夜)¶
ムエタイ観戦を終えて、深夜のチェンマイ旧市街の城門を別角度から撮影しました。
ライトアップされたレンガの城壁が美しいです。
道路には赤白のゼブラゾーンが描かれ、左手にバイクが走り抜けています。
城門から続く通りに観光客の姿が見える深夜の風景で、一日の締めくくりにふさわしい静かな雰囲気でした。
まとめ¶
ドイインタノン国立公園ツアーは、タイ最高地点、美しい王室仏塔、迫力のある滝と盛りだくさんの内容でした。
特にワチラタン滝のしぶきはすごくて、カメラがびちゃびちゃになってしまいましたが、その分迫力を体感できました。
夜はビルマ料理とムエタイ観戦で、チェンマイの夜を満喫しました。
ドイインタノン国立公園は自然が豊かで、チェンマイから日帰りで行けるのでおすすめです。
この旅の記事シリーズ¶
ハノイ→ルアンパバーン→チェンマイ 10日間の旅(2025年10月30日〜11月8日)
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